きりきりと、痛む。


(やりすぎたか…?)


散らばる死骸の中、左胸の下辺りを押さえる。


そこでは轟々と、『心臓』が唸っていて。


(不気味な光に、)


生命力を、吸い取られていく。


治癒術が飛ぶ。


(気遣ってもらえるのは嬉しいけど)


どうにもならない。


(治らない持病に耐えるより)


何も気にせずに、


(            。)





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秘奥義発動後の隙に。